渡辺道場の特別な取り組みをご紹介します。
それは、「論語の素読」という活動で、2017年から始まって6年続いています。
道場に通う保護者からよく聞かれる要望の一つは、「礼儀正しくなってほしい」というものです。
そこで渡辺道場では、武士道を尊び、礼節を大切にする精神を指導しています。
新渡戸稲造の著書『武士道』には、論語のエピソードが含まれています。
『武士道』は論語の教えを活かし、孔子の思想や哲学が反映されています。
「論語」は中国の哲学者、孔子の言行録で、道徳や倫理、人間関係についての教えがたくさん書かれています。
これらの教えを空手道の稽古と結びつけ、道場生たちの心が豊かに成長することを目指しています。
道場生たちは教えを心に留め、稽古中だけでなく日常生活でも活用して、自己の成長を目指しています。

仁の心も身に付けていきます。
すべてを理解し、完璧に実践するのは難しいですが、教えが心に残っていることが重要です。
私自身も子供の頃、空手の先生から教わった言葉がたくさんあります。
理解できなかったものもあるけど、それらの言葉が心に残り、大人になって思い出すことがよくあります。
子供たちの豊かな成長のためにも、この「論語の素読」の取り組みを続けていきたいと思っています。
押忍!