1000人に1人しかできない能力

タイトルの通り、私は「1000人に1人しかできない能力」を持っています。それは、手を使わず耳を動かせることです。

一見すると何の役にも立たないような能力に思えますが、実は空手道の指導で大いに役立っています。

少し話がそれますが、空手道場を開いた当初の私は、話を聞かないあるいはやる気が感じられない子どもたちに対しては厳しく注意していました。当時の私はかなり厳しい指導者だったと思いますし、実際、当時の道場生からは「本当に怖かった」と言われています。

その後、私が変わるきっかけとなったエピソードがあります。ある時、勉強のために知人の道場の稽古を見学に行ったのです。そこで目にしたのは、その道場の先生が話すと子どもたちが夢中で聞き入る様子でした。その先生の話にはユーモアと愛があふれており、子どもたちの表情や雰囲気がとても印象的でした。

その時、私は自分が話を聞かない、やる気のない生徒を責めてしまっていたことに気付きました。それまでの稽古では緊張感があり、確かに子どもたちは話を聞いてはいましたが、それは私への恐怖からだったのかもしれません。私が本当に目指していたのは、子どもたちが道場の外でも自己管理できるようになることでした。道場でのみ行動が改善されてもそれは意味がありません。

それ以来、私は話し方に工夫を凝らすようになりました。まだまだ知人の先生には及びませんが、当時の私と比べると指導方法が大きく変わったと感じています。しかし、時にはまだ私の力不足で子どもたち全員の関心を引くことが難しい時もあります。
そんな時に「1000人に1人しかできない能力」、つまり「耳を動かすこと」が役立ちます。

話している最中に、突然黙って耳を動かします。すると、生徒たちは気づきます。
「先生、耳動いてる!」と。

私は「え?みんなできないの?」と返します。

生徒たちは「できなーい」と答えます。

この瞬間、全員が私の方を向いています( ̄ー ̄)ニヤリ
このように、私の少し変わった能力が指導の中で意外な形で役立っているのです。

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